なによりもセックスのテンションを下げるやっかいなヤツ
大好きだから服がダサいのも気にならない、は成立するかもしれない。
けど大好きだから口がくさいのも気にならない、は成立しにくい。
「くさっ!」は、「好き」をかすませるほどのパワーがある。
口臭があると次のようなことになり得る。
今夜は土曜日、あなたはセックスする気は満々だ。
パートナーが待つベッドへとびこみ、キスをしようとしたそのとき。
あなたの口が硫黄のようなニオイを漂わせている!
さっきまでの甘いきもちが、嘘のように冷めてしまうパートナー。
それでセックスが中断されることはないかもしれない。
けれど「口がくさい」とも言えずに、煮え切らない気持ちを抱えたまま、相手はセックスをすることになる。
こんな風に、どんなに好きな相手でも口臭があると、セックスへの集中力が落ちる。
口のくささは“愛”という高い城壁も、ブブカのように余裕で飛び越えてくるのだ。
パートナーのセックスの意欲がもともと低い場合は、もっとおそろしい。
相手があなたたから口臭を感じたら、嫌悪感が急加速し、セックスしたい気持ちはカラになるかもしれない。
口臭は、セックスレスの危機に瀕している夫婦やカップルに、とどめの一撃をあたえる力は十分にあるのだ。
なのでセックスを失いたくなければ、口臭予防はしっかりとする必要がある。
ところでなぜ口臭はこんなにもセックスを遠ざけるのだろうか?
もちろん汗臭さや加齢臭もセックス相手から漂ってくるとイヤなもの。
だけど口臭はちょっと質のちがうタチの悪さがある。
同じジョーカーでもジャック・ニコルソンの演じるジョーカーと、ヒース・レジャーの演じるジョーカーの違い、みたいな。分かりづらくて申しわけないけど。
口臭があると歯周病をもっている可能性がある。
歯周病をもっていると、セックスのとき相手にも感染させることがある。
歯周病は生活習慣病や早産などにもつながる恐れがあるので、ある種の自己防衛本能として、口臭があるひととのセックスを避ける傾向にあるのではないか。
自分の口臭には気がつかない
自分の口臭にきづいているひとは少ない。
ニンニクを食べたときなんかは、においは自覚できるだろう。
でも通常時は、自分の口のにおいを感知するのはむずかしい。
「課長の息、マジでくせえ」と陰口を叩いているOLも自分自身に口臭があるなんて、夢にもおもっていないのだ。
自分の鼻は、自分の口がくさくてもスルーしてしまう。身内にとても甘いのだ。
ではどうやって自分の口臭を判定すればいいのか。
一番いいのは他人に口臭をチェックしてもらうことだろう。
それもオブラートに包まずはっきり言ってくれるぐらい、親密なひとがいい。
「くさい!腐りかけのフナみたいなニオイがする!」みたいな。
自分のこどもとかいいかも。ただくさかったら、「うちの親は口くさい」というトラウマを与えちゃうかもしれないけど。
ひとにチェックしてもらうのが難しいのなら、精度はそれほど期待できないが、自分でチェックするしかない。
ベロをさわってみて、その指先にイヤなニオイを感じたら、口臭があるかもしれない。
またセックスのときも、自分に口臭があるかチェックできる。
それは相手をなめたとき、体についた唾液にニオイがあるかどうかだ。
「そんなのみんなあるに決まってるじゃん、この知ったかフニャチン野郎」と思われるかもしれない。
でも、ホントに唾液のニオイというのは、個人差がめちゃくちゃ大きいのだ。
今となっては恥ずかしい話だけど、ぼくは30代前半ぐらいまでは不特定多数の女性と関係を持ちまくっていた。職場や出会い系サイト(いまで言うマッチングアプリ)で知り合った子と。
そのとき分かったことがある。
セックスで女性になめられたとき、体についた唾液から発するニオイ。
その強さがひとによって全然ちがうということだ。
におわないひとは全くにおわないし、ひとなめで強力なニオイを発生させるひともいた。
今回、セックスのとき、体についた唾液のニオイレベルをこういう風に設定させてもらう
・レベル2(ほぼにおわないが、なめられた場所をよく嗅ぐとにおう)
・レベル3(確実ににおいは感じる。だけどあとに残らない)
・レベル4(けっこう強力、残る感じ)
・レベル5(なめられるの大好きな自分でも、辞退したくなるぐらい強力)
自分の体感では、10人いたら、レベル1=1人、レベル2=2人、レベル3=4人、レベル4=2人、レベル5=1人、といった感じだった。
レベル4と5の女性からは、セックス中だけじゃなくて、ふだん話しているときでも口のニオイを感じることがあった。
なのでセックス中に、自分の唾液のニオイが気になる、もしくは相手が必ず事後にシャワーを浴びたがるのなら、口臭ケアが必要かもしれない。
あとぼくオリジナルの口臭チェック方法があるので紹介しよう。
自分の口臭をチェックするために、ふつうに息を吐いてもニオイはぜんぜんわからない。
でもこれがせっけんやボディソープの香りに混ぜると、口臭あるときははっきりと自分の息のニオイを感じられる。
なのでボディーソープで体を洗っているとき、息を吐いてそのニオイを嗅いでみよう。そのとき、感じとったニオイが、自分の口のニオイである。
口臭予防の神器をもとめて
歯医者で歯石とりをし、毎日の歯みがきに加えてデンタルフロスをつかう。
これが口臭予防に絶対的に必要なことだ。
もし歯医者で歯石取りをしたことないひとがいたら、すぐ予約すべき。
スッキリするなんてもんじゃないから。
口内が生まれ変わる。
さて、歯医者にきちんと通っていれば、カンペキな息になるか、というとそうではない。
ぼくも歯科医院で半年に1回の口内のおそうじと、毎日のフロスもかかさない。
しかしどうしてもニオイを消しきれなかった。
セックスのときも、さきほどあげたレベル2ぐらいにとどまっていた。
つまり相手の体をなめたとき、自分の唾液のニオイを感じていたのだ。
とくに悪臭がするわけでもないし、たいていのひとは同じレベルなのだから、いいか……とぼくはおもえなかった。
そう基本的にはおおざっぱだが、こだわる所はこだわる性格なのだ。
セックスのときもそうだが、寝起きの口のニオイもなんとかしたかった。
寝起きの口臭はたいていのひとがあり、そのニオイはさまざま。納豆のようなニオイもあれば、排泄物そのものようなニオイを発するひともいる。
しかし、完全無臭のひともいる。ぼくが以前つきあっていた女性に、そんなひとが2,3人いた。寝起きでそのままコーヒーを飲んでも、いっさい口臭がない。
朝の口臭がきついひとがそんなことしたら、テロレベルの口臭になる。
ぼくは、そんな彼女たちを見て、そうなりたい、と憧れを抱いていた。
と、いうわけで数年まえにぼくの“完全口臭撲滅計画”ははじまった。
ドラッグストアで働いていたので、社員割引でいろいろ買っていろいろ試した。
歯みがき粉はすでにお気に入りがあったので、マウスウォッシュをおもに探していた。
メーカーさんもちょくちょく店にまわってくるので、そのつど真剣に商品説明を聞く。
売り上げのためじゃなく、自分のために。
結論から言うと、求めてるレベルに達する商品は見つかられなかった。
たとえば、紫色のリステリントータルケア。
これはマウスウォッシュ部門でずっと売り上げナンバー1に君臨していた商品だ。
たしかに強力で“殺菌されました!”感もつよく、爽快感もあるのだけど……。
使った直後は口もリステリンの香りで満たされてるので分からないけど、数時間たつと
その香りの効果も消えてしまう印象だった。
そして寝るまえに使っても、翌朝の口のニオイに変化はなかった。
そしてお口くちゅくちゅモンダミンの緑。これも爽快感はすごい。けれど香りの効果はリステリン以上に長続きしない。
ほかにもGUMやシステマのリンスも使ってみたけど、それぞれ自分のなかでは誤差の範囲内程度のちがいしか感じられなかった。
あ、断っておくけど、ここでの感想はあくまでも口のニオイに関してのことだけね。
自分の店で求めている商品が見つかれなかったさびしい気持ちを抱えながら、ぼくはネットで情報を集めまくった。
するとあるブログが目に止まった。
ひとつのデンタルリンスを、昆虫について聞かれた香川照之のように熱く語っている。
ネット上の口コミをあまり信用しないぼくだが、あまりのブログ主の熱量に思わずその商品を買い物カゴに入れてしまった。
その商品がこれである。
“セラブレス フレッシュブレス オーラルリンス マイルドミント”
マンガの主人公が最終決戦で放つ必殺技のように、名前が長い。
おそるおそる使ってみたけど……わかった。
探してたのはこれだった。
ぼくが目標としていた、“唾液が完全な無臭”“朝の口臭撲滅”をカンペキにやってのけたくれたのだ。
生々しい話ですまないけど、このマウスウォッシュを使ったあとは、妻とのセックスのとき、体をなめたあとの自分の唾液をかいでも、ニオイをまったく感じなくなったのだ。
そして夜1回使っただけなのに効果は長続きし、翌朝の口のニオイもいつもより全然少なくなっていた。口内の不快感もほとんどない。
よく見るとパッケージに“Stops Morning Breath”と書いてあるけど、キャッチコピーはダテではないということだ。
これまで使ったマウスウォッシュは、より刺激的な成分でムリヤリ口臭を抑えこむような感じだった。しかし抑えこんだと思った口臭が、数時間後にゾンビのように復活していたような印象。
でもこのオーラルリンスには口臭をまるごと包み込み、パッと消してしまうような力がある。。光でゾンビを浄化してしまう感じだ。
このセラブレスオーラルリンスの成分を見ると、主成分が亜塩素酸ナトリウム、となっている。
これはドラッグストアで並べられているオーラルケアの代表的な商品には、含まれない成分だ。
どうりでいままでない使用感だったわけだ。
亜塩素酸ナトリウムは人体への影響が少ないわりに殺菌効果が高く、その効果を長時間維持できるものらしい。
このオーラルリンスは刺激がほとんどない。強烈な香りもない。
味はふつうの歯みがき粉を水に薄く溶かしたような感じ。
アルコールも入っていないので、アルコール入りのマウスウォッシュのようにピリピリとした感じもないので、刺激が苦手なひとも使える。
ちなみにぼくの場合、これを使ったあと妻としゃべったら、「みかん食べた?」って聞かれた。
もしかしたら他人からはみかんのニオイを感じるのかもしれない。
でもこのいかにも「マウスウォッシュ使いました!」感がないのも、この商品の素敵なところだ。自己主張が少ないながらも、しっかりと仕事をする信用できる部下のよう。
使ったあとは、口のなかが自然なスッキリ感に満たされ、それが長時間維持できる。
経験から言って、たいていのマウスウォッシュは、翌朝にその効果が残っているのを感じる取ることはできない。
しかしこのセラブレスデンタルリンスは、8時間たっても口のなかのサッパリが残っているのだ。
使いかたはほかのマウスウォッシュと同じく、口に含んでブクブクして吐き出すだけ。
使う量は商品パッケージの裏にはキャップ3分の1とある。
しかしなぜかアマゾンの商品紹介ページでは、“キャップ2杯使用してください”って記載がある。
これは商品パッケージに書いてある、キャップ3分の1でじゅうぶん効果が感じられるので、そちらに従おう。
口に含んだあとの、ブクブクタイムはどれぐらい必要か?パッケージにも時間に関する記載はない。
その答えは“なるべく長く”が正解。
ぼくの場合、いつも2分以上は口に含んでブクブクしている。
ただ洗面所の鏡のまえでずっとブクブクしてると、「ジャマ!」と妻のショルダータックルを食らうはめになるので、その間トイレにいったり小躍りしたりして時間をつぶしている。
セラブレスオーラルリンスの価格は2350円(2023年5月現在)。
一般的なマウスウォッシュの価格は1000mlで500~1000円ぐらいだからお高めではある。
なのでふだんはいつも通りのオーラルケアをして、口臭を消したい“ここぞ”というときだけ、セラブレスを使う方法もアリである。
今回の記事を書いた理由は、はんぶんは“セックスと口臭”の関係について語りたかったから。
でももうはんぶんは、このセラブレスを紹介したかったから書いた。
それぐらいぼくはこの商品に感動を覚えたのだ。いろいろ試してずっと追い求めていた物に出会えた感じ。
なのでみなさんもぜひ買って、この商品のよさを堪能してほしい。
とくに使った翌日の朝の感動は共有してもらいたい!
なんとこのセラブレス、タブレット型もある。
お泊りでラブラブするひと、携帯必須!!
最後に元ドラッグストア店長として、初心者にイチオシフロスを紹介する。
口臭予防や歯周病にかからないためにも、フロスは必須!
意外とつかっていないひと多いので、ぜひ使ってほしい。
初心者が使いやすいのは、“小林製薬の糸ようじ”と“クリニカ アドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ”。
小林製薬の糸ようじは前歯のほうには使いやすいけど、奥歯は使いづらい。
そして歯間がせまいひとは、使ってるとき糸がほつれたりする。
対してクリニカY字のほうは、奥歯にも使いやすい。ただ形状が特殊なので慣れるまですこし時間かかるかも。しかし耐久性にすぐれ、歯間せまいひとも糸がほつれづらいので、耐用回数が多く経済的。なのでこちらをオススメする。
今回の記事はここまでです。
読んでくださり、ありがとうございました。
ついに…!第2弾の本が完成しました!のきのセックスレス発症から解消までを真摯にバカバカしく語りつくした本です。レスで辛いひとはこれを読むと気持ちが軽くなりますので、ぜひ読んでください!kindleunlimited加入のかたは無料で、購入だと698円で読めます。読んで損はさせません!
こちらは第1作です。セックスレス解消に挑むときのメンタルの整えかたについて書いた本です。セックスレスの渦中にいるかたにオススメです!kindleunlimited加入の方なら無料で購入だと398円で読めます!
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