この記事は4人のセックスを拒否する妻たちに直接話を聞かせてもらうシリーズ。
今回は4人目・ミナミさんのお話。
同シリーズの記事はこちら。
4人目・ミナミさん(30代・結婚3年目)
とにかく口が悪いオンナ
さいしょに言っておく。このミナミさんの話はあまり参考にならない。かなり特殊だからだ。
そしてひとによっては、これはセックスレスではない、と考えるかもしれない。
だから出来れば、床に落ちた陰毛でも見るようなテンションで読んでほしい。
このミナミは、ぼくが結婚するまえのカノジョだ。たぶん1年は付き合っていたとおもう。
(なんか“さん”づけするのも、自分で違和感あるので敬称略)
レスり妻探しに行き詰ったぼくは、ついに昔のカノジョにまで範囲を広げたのだ。
そこまでしてレスり妻に話を聞く必要があるのかと自問自答したが、する必要はあった。
そう遠くない未来に、このブログは少子化対策担当大臣推奨ブログとなると、ぼくは信じている。
それゆえコンテンツは充実してなければならないのだ。
レスりさんを探してるとき、このミナミのことが頭にうかんだ。
「たしかあいつはレスじゃなかったか…」とLINEをスクロールしてみる。
すると1年ぐらいまえのミナミからのメッセージに黄金の1文字を発見した。
「ダンナにはぜんぜんやらせてねー」と。
すぐにぼくはミナミにLINEした。
ぼく「まだダンナとはセックスぜんぜんしてないの?」
ミナミ「してないよー」
ぼく「ちょっとその話、くわしく教えてくれない?興味ある」
ミナミ「いいよー」
ぼく「オッケー」
とアタマの弱いカップルのような会話でひさしぶりの再会が決まった。
これを読んでくれているひとも経験あると思うけど、ひとは昔の恋人と会うと、かなりの高確率でセックスしてしまうものである。
ぼくもこれまでは、まえのカノジョに再会したときのセックス率は200%だった。
(結婚まえの話ね)
最初はふつうに話しているのだけど、気がついたらベッドの中なのだ。これが摩訶不思議アドベンチャーというものなのか。
しかし今回はそうはいかない。
ぼくは嘘をつけない性格だ。ミナミとセックスをしてしまったら、ここに書いてしまうだろう。
そんなことになったら不貞行為で、このブログは少子化担当大臣推薦から外れてしまう。
なので家でるまえに、お気に入りのAV“仲良し家族対抗ハメハメ合戦”を見て一発抜いてから、ミナミとの会談にのぞんだ。変なことにならないように。
約束の日になり、ミナミと居酒屋へ行った。
ミナミはこんな感じ。細くて背も低いが変なパワーにあふれている人物。

しかし昔のカノジョと会ったときの慣れ親しんだ感って異常だな。
なにも飾る必要もないので、とにかく話しやすい。
なんでも聞けるわ、こりゃ。
「さいごにダンナとやったのはいつ?」
「んー1か月ぐらいまえかな」
ミナミは30代半ば。結婚3年目で、ダンナはまだ28歳だ。ふたりの間に子供はいない。
「そのまえは?」
「たぶん3か月ぐらいまえ」
「じゃあそのまえは?」
「なんだよ、うっせーな!そんなのイチイチおぼえてねえよ!おまえは犯人をおいつめるベテラン刑事か」
この会話を見てわかると思うけど、ミナミは口が異常に悪い。だから顔のよさだけにつられて付きあった男は、たいてい1週間もたたずに、このラップバトルのような口撃に耐えきれずスクラップにされる。
ぼくも付きあいはじめは面食らった。
ふたりでミナミの運転する車に乗っていると、横断歩道をかけぬける中年男性がいた。
急ブレーキをかけるミナミ。
中年男性はミナミがいる運転席に近寄り、「あぶねーな!」と怒鳴りつけてくる。まあ当然だろう。
しかしミナミは車のウインドウをあけ、
「なんだよこの野郎!てめえ当たり屋だろクソオヤジ!」と中年男性の倍以上の声量で怒鳴りかえした。
完全にこっちが悪いにも関わらず。
ミナミの話では、週2回ぐらいダンナは誘ってくるけど、ほとんど突っぱねるらしい。
だいたい1、2か月に1回セックスしてるという。
これはセックスレスではない、と思ったひともいるかもしれない。
でもぼくが考えるセックスレスの定義は、“セックスしたいときに出来ない”なので、今回の記事に書かせてもらった。
このパターンでもミナミの旦那にしてみれば、じゅうぶんセックスレスなのだ。
「なんでセックスしないの?むこうはまだ20代でめちゃめちゃしたい年頃でしょ」
「気持ちよくないんだよ、マサキ(ミナミの旦那さん)のセックス。だからしたくない」
ミナミはため息を吐きながら言った。
「なんか死にかけのジジイが里芋の煮っころがしを作ってるようなセックスなんだよ」
セックス資格者試験に落ちつづける男
ミナミのマサキに対するセックスへのダメ出しが続く。
「とにかくさ、さわるにしてもなめるにしても1個1個が気持ちよくないんだ。しかも気持ちよくねーってはっきり言ってんのに、“ほらこんなにビショビショだよ”とかいまどきハゲオヤジでも言わないような言葉責めしようとすんだ。バカの言葉責めほどムカつくもんはない」
「でもミナミははっきり、もっとこう攻めてほしい、とか言うじゃん。そのとおりにはしてこないの?」
ぼくはこう聞いた。そう、ミナミは口は悪いけど情は厚いほうなのだ。ヘタクソだからといって、すぐに放りだすような性格ではない。
「それよ、問題は!あいつはアタシが、人間になりたてのチンパンジーにもわかるぐらい詳しくこっちの要望伝えてやってんのに、そのとおりにしねーんだよ!自分のやりかたを貫いてくんの。たぶんプライドなんだろうな。アタシの経験上、クソみたいなやつほど変なプライドがあって、セックスもこっちに寄せてこない。そういうやつのセックスはずーーーっと気持ちよくならない!永遠におなじとこでクルクル回ってるだけ!ハンドスピナーみたいな生きざまなんだよ」
「でもセックスがないと、“夫婦愛”みたいなの感じるのむずかしくない?俺はやだな」
「ププッ!おまえみたいな“ソデについたカピカピごはん”みたいなヤローが愛とか言ってんじゃねえよ。ウケルから」
ぼくを全力でバカにしつつ、ミナミは続ける。
「アタシは夫婦だからこそ、ちゃんといいセックスをしてほしいんだよ。おまえが言う愛とかも、そのへんの大学生に毛が生えたていどのセックスじゃ感じられない。マサキはそこをまったくわかってない。だからヤツが腑抜けたセックスを続けるなら、おあずけ状態は解除しないよ」
ミナミの語るところによれば、1,2か月に1回のセックスは、マサキにとって“セックス資格者試験”みたいなものだという。
気持ちいいセックスができれば合格。出来なければ、日常的にセックスする資格はありません、てとこか。
「マサキって顔面はいいほうだから、けっこう経験人数は多いらしいのよ。それが仇となってるよね。俺はやった数多いからセックスもうまい、なんてカン違いしちゃってる。でもあいつがやってきた女なんてゴミみたいなのばっかりなのよ。スーパーで売ってるカップラーメンを全種類制覇したていどのことなのに、グルメ気取りなわけ」
ここまで読んで、なんて偉そうなオンナなんだこいつは!とみなさん思っているだろう。
しかしミナミはひとのセックスにダメ出しをする資格がある。
なぜなら彼女は、“匠”と呼んでもさしつかえないぐらいの、セックスのテクニックを持っているからだ。
ミナミとつきあう前まで、フェラなんてみんなたいして変わらない、とぼくは思っていた。
でもミナミにはじめてフェラしてもらったとき、その考えは一瞬でこっぱみじんになった。
それまで体験したフェラとは格がちがった。
ちん〇を這いずりまわる舌のうごきが、人間のものとは思えないのだ。NASAの最先端技術を取り入れたような舌と指の挙動。
ぼくはそのとき、耐えきれずにミナミの口のなかで果ててしまった。それは人生ではじめてのことだった。
すごいのはフェラだけじゃない。セックスぜんぶにおいて、一番こっちが気持ちいいと感じる部分に、ちゃんとタッチしてくれる。
体のうごきはもちろん、言葉や表情などを駆使して。
セックスに万人に通用する教科書なんて、ない。気持ちいいとおもえる感触も人それぞれちがう。個人差がとてつもなく大きいとでも言うか。
フェザータッチが好きな女性もいるし、くすぐったくてイヤって女性もいる。
乳首が女性以上に感じる男性もいるし、まったく感じない男性もいる。
ようはセックスとは“相手の嗜好”を探りあて、そこをどう触れていくか、というのが本質だと思う。
ミナミは全力で、その本質を突きつめていっている。
それだけに自分のやりかたにこだわるだけで、相手の“快楽の核心”のようなものを探しあてようとしないマサキに腹を立てているのだろう。
結婚の理由
「でも結婚まえから旦那のセックスはそんなんだったんでしょ?なんで結婚したの?ミナミは“行き遅れ”とか気にするタマじゃないでしょ?」
「アタシ、ジジババっこじゃん?おじいちゃんが肺がんになっちゃって、ヤバイかもってなって。だから生きてるうちにアタシの花嫁姿見せてやろうとおもってさ」
ミナミは両親に育児放棄されて、ずっとおじいちゃんとおばあちゃんに育てられてきた。
「そのときつきあってたのがマサキだった。ほかの探そうかな、とも思ったけど、仕事もたてこんでたし、メンドクセーこいつでいいやって。まあようは勢いだね。バカと一緒になった女の結婚理由は“勢い”か“デキ婚”の二択だとおもうよ。〇〇ちゃん(うちの妻)も勢いでしょ、ぜったい笑笑」
はい、この話はもういい。ぼくは気をとりなおし、話題を変えた。
「マサキのセックス試験みたいなやつはさ、どうやったら合格になるの?ミナミが絶頂に達したら?」
「ああもうすこし!あとすこし……あ、イクー!!ごうかく――!!ってそんな“欽ちゃんの仮装大賞”みたいな夫婦いるかよ笑」
ふたりでゲハゲハ爆笑した。
ミナミはイクイカない、は大事なところじゃないと前置きして続ける。
「心意気、みたいなところが見たいのよ。大切なひとのために、努力する、自分を変えるみたいな姿勢。結婚したら、相手のためにフルパワーで動くべきなんだよ。アタシも結婚はテキトーだったけど、結婚したあとはめちゃめちゃマサキのために動いているよ。仕事しながらも、料理は手抜いてないし家は気持ちよく過ごせるよう毎日掃除してる。それにマサキが仕事悩んでたら話をきちんと聞くし、マサキにとってジャマなやつがいたら、闇討ちする覚悟もある」
ミナミのことだから本当にしそうだ、闇討ち。
これまでいろいろなレスられ夫を見てきたけど、マサキは幸せなほうだとおもう。
マサキ本人に会ったことないから、彼がどういう気持ちなのかはわからないけど。
世の中のセックスレスは明確な理由がない場合もおおい。
それだけに対処や改善方法を見つけるのが、とても大変で、雲をつかむような話になってしまうことがある。
しかしマサキの場合は、“セックス自体がダメ”というはっきりとした問題点がある。
それさえ解決できれば、セックスレスから脱出できるのだ。
世にはこびるセックスレスのなかでは、かなりイージーな部類にはいる。
陽も落ちてきたので、そろそろ席を立とうとしたとき、ミナミはこんなことを言ってきた。
「きょうホントに話をききたかっただけなの?」
「そうだよ、なんで?」
「てっきり久しぶりにアタシとやりたくなったから、LINEしてきたのかと思ったよ。だいたい昔の男が連絡してくるのなんて、それじゃん」
「まあ普通はそうかもな」
「わかった!おまえ年とってインポになったな!すげえうける!!ミッションインポッシブルじゃんおまえ!!」
……。
せめてEDって言えや。ちなみにぼくはEDでもインポでもない。
南町田駅で別れるときミナミは、クリスマスの包装紙でラッピングされた箱を2つぼくに渡してきた。
「言っとくけどおまえにじゃないよ。うちコドモいないからさ。アタシにもサンタやらせてよ。イブの夜、おぼっちゃんとおじょうちゃんの枕元に置いてあげて」
中身はswitchのソフト“ポケットモンスターシャイニングパール”と、“プリキュアの変身スペシャルセット”だという。
ミナミとは、こういう女である。
今回の記事はここまで終わり。
読んでいただきありがとうございました。
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